「安久津八幡」 〜千年の夢をつなぐ〜
高畠町は、古より豊かな自然を基盤として多様な歴史と文化を育んできたところです。特に八幡神社を中心とする地域は、5件の県指定文化財と2件の町指定文化財をはじめ、「倭舞」や「田植舞」などの芸能、境内に点在する石造物、旧本殿跡や旧阿弥陀堂跡などの埋蔵文化財、神社を取り巻く八幡山の生態系等、幅広い時代にそれぞれの文化が花開いた数多くの歴史文化遺産に恵まれた地域です。
保存・活用の取組み
- 本殿等建造物、古墳群の保存修理
- 文化財めぐりコース等の設定
- 伝統芸能後継者の育成、公開の実施
- 観光ガイドの育成、ガイドの実施
- 八幡神社関係資料の調査
主な構成文化財等
安久津古墳群(鳥居町古墳群)【県指定史跡】、還城楽草紙(げんじょうらくそうし) 【町指定有形文化財】安久津八幡神社文書【町指定有形文化財】、倭舞、田植舞、旧本殿跡地
八幡神社本殿【県指定有形文化財】
現本殿は宝暦5 年(1755)に再建されたもので、桁行三間、梁間二間の三間社流造、茅葺、軒組は和様出三斗、棟の両端に鬼面板をあげるなどその手法が優れています。平成17年から同21年にかけて大修理が行われました。
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八幡神社三重塔【県指定有形文化財】
初建は寛永2 年(1625)ですが、寛政2年(1790)烈風のため倒れ、同9 年(1797)大衆の寄付により、伊達郡山口右源次を棟梁として再建されたものが現在の三重塔です。方三間の銅板葺で、置賜地方唯一の層塔です。
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安久津延年【県指定無形民俗文化財】
社人権太夫が44代に亘(わた)って、一子相伝で伝承してきたものです。振鉾式、三躰舞、拝舞、眺望楽、太平楽、蛇取舞、姥舞の7曲が伝えられています。現在は、保存会が45 代目として舞を継承しています。
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八幡神社舞楽殿【県指定有形文化財】
方二間の宝形造、茅葺で、西側に小さな下屋があり、屋頂に石造の露盤と宝珠が置かれる三方吹き抜けの『舞台』で、参道を塞ぐように建っています。軒組や柱の形状から、室町時代末期頃のものとみられています。
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地図
公演日 ■安久津延年/毎年9月15 日直近の日曜日 ■倭舞、田植舞/毎年5月3日
わたしたちが案内します まほろばの里案内人(高畠町観光協会内) 電話:0238-57-3844
- 【アクセス】JR奥羽本線高畠駅から車で10分
- 【問合せ先】高畠町教育委員会社会教育課文化係 電話:0238-52-4472