黒森地域住民のくらしとともに伝承されてきた「黒森歌舞伎」
黒森歌舞伎は、酒田市黒森地区において、江戸時代中期の享保年間から280年以上もの間継承されてきた農民歌舞伎で、昭和51年8月9日、山形県無形民俗文化財の指定を受けました。地元住民で組織される「妻堂連中」という一座を中心に地域で受け継がれ、2月15・17日に鎮守日枝神社で正月公演として上演されています。2月の正月公演まで、1年を通じて黒森地域の祭礼と結びついた様々な行事が行われ、厳冬の季節である2月に屋外で上演し、見物席には屋根もないという方法が変わることなく今日まで続いてきたのは、地元の人々の熱心な信仰心に支えられてきたからに他なりません。
「雪中芝居」としての伝統と魅力を、地域一体となって守り、伝えていきます。
「雪中芝居」としての伝統と魅力を、地域一体となって守り、伝えていきます。
保存・活用の取組み
- 定期公演の開催
- 年中行事の実施
- 出張公演
- 黒森小学校への指導
- 復活狂言(昔柄三荘太夫等)の公演
- SNS等での情報発信
主な構成文化財等
- 黒森歌舞伎(県指定無形民俗文化財)
https://www.pref.yamagata.jp/cgi-bin/yamagata-takara/?m=detail&id=1565 - 黒森歌舞伎演舞場(未指定)
- 黒森日枝神社(未指定)
- 例大祭(未指定)
- 虫干し(未指定)
- 花道づくり(未指定)
- 寄せ太鼓(未指定)
- 道祖神(未指定)
黒森歌舞伎【県指定無形民俗文化財】
山形県指定無形民俗文化財に昭和51年8月9日に指定されています。
江戸中期の享保19か20年(1734~35年)頃から始められ、280年以上もの間継承されてきた農民歌舞伎です。毎年2月15日・17日に黒森日枝神社内の黒森演舞場にて上演されています。
現在、地元住民で組織する「黒森歌舞伎妻堂連中(くろもりかぶきさいどうれんちゅう)」が自主運営をしています。
虫干し
妻堂連中の1年は、様々な地域の祭礼・行事と結びついています。
虫干しは毎年8月中旬に行われ、衣装部を中心とした座員が虫干しをしながら衣装の点検も行います。
衣装 約500点・鬘 約50点は、地域の女性達の手を借りて、1枚1枚たたまれます。
花道づくり
わたしたちが案内します
酒田市教育委員会社会教育文化課
【問い合わせ先】
〒998-8540 酒田市本町2丁目2番45号
電話:0234-24-2994