下小松古墳群と希少な自然が織りなす里山の風景
下小松地域は、農村が点在する平坦部とその背景にグリーンベルトとして連なる丘陵部からなっています。このうち丘陵部は、長い間、薪炭林などとして人々の暮らしの中で利用されてきた典型的な里山で、4~6世紀には20基ほど の前方後円墳を含む約200基の下小松古墳群が築かれました。また、チョウセンアカシジミやヒメサユリなど希少な動植物の宝庫でもあり、さらには米沢盆地の散居集落と背景の奥羽山脈を良好に臨むことができます。このように、本地域には、歴史や自然、景観の分野で極めて特徴的な環境があります。
保存・活用の取組み
- 環境保全(立ち枯れ木の処分、遊歩道・足場の整備等)
- 案内板、説明板、コース標識等の設置
- マップ作成、ガイド研修会、講演会、ウォーキングイベント等の開催
主な構成文化財等
下小松古墳群【国指定史跡】
4~6世紀に造られた盛土のある墳墓で、約200基から成っています。大きさ10~34m ほどの前方後円墳や前方後方墳、円墳、方墳があり、当時の大和政権による東北経営を示す東日本有数の古墳群です。
→山形の宝検索navi「下小松古墳群」へ
→山形の宝検索navi「下小松古墳群」へ
ハッチョウトンボ
ヒメサユリ
チョウセンアカシジミ【県指定天然記念物】
トネリコを食樹とするシジミチョウ科のチョウで、日本では山形、岩手、新潟の一部でのみ生息が確認されています。6月下旬に羽化し、7月上旬まで、里山や屋敷林で見ることができます。
→山形の宝検索navi「チョウセンアカシジミ」へ
→山形の宝検索navi「チョウセンアカシジミ」へ
地図
わたしたちが案内します 下小松古墳群ボランティアガイド(犬川地区交流センターえぐべ)電話:0238-42-2642
- 【アクセス】JR米坂線犬川駅から徒歩30分
- 【問合せ先】川西町まちづくり課生涯学習グループ 電話:0238-42-6668