笹野観音堂と西国三十三観音 歴史と伝統の息づく里
笹野地区は、米沢藩以来の歴史に彩られた自然豊かな里山景観が保たれており、笹野観音堂とその関連伽藍群は、歴史的な景観が評価され、米沢市景観重要建造物に指定されています。地区の中心的存在となっており、時期ごとに様々なイベントを開催しています。
また、近くには地域で再整備に取り組んだ西国三十三観音もあり、説明シートを片手に巡ることができます。上杉鷹山が奨励した笹野一刀彫の伝統工芸や自然豊かなトレッキングコースもあり、歴史と自然景観に親しむことができます。
このような先人が守り育んできた地域の宝を後世に継承していく活動を行っていきます。
また、近くには地域で再整備に取り組んだ西国三十三観音もあり、説明シートを片手に巡ることができます。上杉鷹山が奨励した笹野一刀彫の伝統工芸や自然豊かなトレッキングコースもあり、歴史と自然景観に親しむことができます。
このような先人が守り育んできた地域の宝を後世に継承していく活動を行っていきます。
保存・活用の取組み
- 笹野観音堂の維持管理及び萱場の整備
- イベントの開催
- 歴史資料の研究・公開・活用
- 三十三観音の定期的な巡礼案内・案内人育成・維持管理
- 笹野民芸館での絵付け体験
- トレッキングコースの維持管理
主な構成文化財等
【市指定有形文化財】・笹野観音堂
【未指定】・笹野観音堂関連伽藍群 ・笹野西国三十三観音 ・笹野観音堂関連の歴史資料 ・笹野一刀彫 ・斜平山トレッキングコース
笹野観音堂 【市指定有形文化財】
坂上田村麻呂の開基、徳一(とくいつ)上人の中興という由緒をもち、創建1200年といわれています。現在の観音堂は、天保14(1843)年に米沢藩によって再建されたもので、江戸時代の木造建造物としては市内最大、精微な意匠と彫刻類が見られ、米沢市で唯一の指定文化財建造物です。また、再建の際の絵図面や板絵等の歴史資料も数多く残されています。
笹野西国三十三観音
旧長厳寺の中腹に文政4(1821)年頃に建立されたと伝わるもので、西国の霊場を移して巡礼の志を達しようとしたといわれています。石仏は京都11基、滋賀6基、大阪4基、兵庫4基、奈良4基、和歌山3基、岐阜1基の33基と清め・始め・送りの3基の合計36基があります。依頼があれば、訪れる人の案内ガイドも行っています。
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笹野一刀彫
笹野地区で伝統的に作られてきた木彫りで、約1200年の歴史があるとされ、サルキリという独特な刃物一本で彫り上げることから「笹野一刀彫」と呼ばれています。上杉鷹山が副業として奨励したといい、特に「お鷹ぽっぽ」が有名です。笹野民芸館で絵付け体験ができます。
斜平山(なでらやま)トレッキングコース
斜平山は、笹野を含む米沢市西の郊外に位置する山々の総称です。多彩な植物が約500種類も自生しており、自然景観に親しむことのできる新奥の細道「斜平の自然と笹野一刀彫を訪ねるみち」をはじめとした5つのコースがあります。
地図
わたしたちが案内します )0238-38-5517(ささの里づくり推進協議会)
- 【アクセス】JR奥羽本線米沢駅から車で約15分
- 【問合せ先】長命山幸徳院笹野寺 電話:0238-38-5517