能と歌舞伎 伝承の里 山五十川
山五十川地区には、能と歌舞伎の二つの民俗芸能が伝わっており、一つの集落で二つの無形民俗文化財を一体として守り続けている例は全国でも大変珍しいと言われています。山戸能、山五十川歌舞伎ともに、五穀豊穣や安全を願う祭礼の奉納として、また、庶民芸能として、地域に脈々と伝承されています。
保存・活用の取組み
- 奉納公演、イベント等公演
- 衣装、かつら、道具、備品の修繕
- 後継者育成、記録保存
主な構成文化財等
山戸能【県指定無形民俗文化財】
山戸能は鎮守河内神社例祭で昔から奉納されてきました。由来は定かではありませんが、古くから黒川能と交流があったと伝わっています。現在は「式三番」「恋慕の舞」など9曲が伝えられ毎年1曲ずつ奉納しています。
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山五十川歌舞伎【県指定無形民俗文化財】
地区に伝わる文献によると、寛政年間(1789〜1801)に演じられたと記されています。鎮守河内神社例祭で山戸能のあとに上演しています。「仮名手本忠臣蔵」「菅原伝授手習鑑」など14 狂言、37 場を有しています。
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活動の様子
山戸能 式三番(夕陽能)
山戸小学校学校祭
地図
公演日 ■春の例祭/毎年5月3日
■秋の祭典/毎年11月23日
■せせらぎ能(山戸能のみ)/毎年8月上旬
■夕陽能(山戸能のみ)/毎年8月下旬
■塞土祭/毎年1月第2又は第3日曜日
- 【アクセス】JR羽越本線五十川駅から車で5分
- 【問合せ先】山五十川古典芸能保存会(山五十川公民館内) 電話:0235-45-2949